4.5
「……ふう」
「ティファ」
「…? あ、クラウド」
「…おかえり」
「ただいま。クラウドもおかえり」
「うん。……遅かったんだな。帰り道に会えるのは珍しい気がする」
「うん……ちょっと会社で揉めちゃって」
「大丈夫か?」
「へいき!ありがとう。解決したから問題ないよ」
「…なら、いいんだが」
「……あ、でもごめんね。それでばたばたしてて、夜ご飯のことまだ全然考えられてないんだ……荷物置いたら買い物に行くね」
「…無理しなくていい。疲れてるだろ」
「でも、お腹減ってるでしょ? 冷蔵庫、いま空っぽだし……」
「大丈夫だ。外に行こう」
「…え、いいの?」
「…ティファの料理が一番だが、ティファが元気でいる方がずっと大事だから」
「…ありがと、クラウド」
「……色に関して、俺にできるのはこれくらいだ」
「いいの。料理は私が好きでやってるんだから」
「…うん。ありがとう」
「ふふ……外に食べに行くの、久しぶりだね」
「…何が食べたい?」
「うーんとねぇ……あったかいもの」
「…煮込み系なら、店に心当たりがある」
「ほんと? じゃあ、そこがいい」
「わかった。あとで電話する」
「ありがとう。……楽しみだなあ」
「……」
「……ん?な、なんでにこにこしてるのクラウド」
「…いや、別に。……ティファが笑って安心しただけだ」
「ええ、そんなに暗い顔してた?」
「…暗い顔でも、ティファは綺麗だ」
「もう、フォローになってません。早く帰ろ」
「…うん、帰ろう」
(…さっきよりも、笑顔になった)